見えない部分が、住み心地を良くする。【2026.6.13】

今週の現場では、断熱工事や換気設備工事、内部造作工事などを進めました。
完成すると見えなくなってしまう部分ばかりですが、実は住み心地や家の耐久性に大きく関わる大切な工程です。
まずは吹付断熱工事。
隙間なく施工することで、夏の暑さや冬の寒さを抑え、快適な室内環境をつくります。
特に窓まわりは熱の出入りが多い部分。
断熱欠損が起こりやすい箇所だからこそ、丁寧な施工を心掛けています。
断熱材は厚みだけでなく、隙間なく施工されていることが重要です。
完成後には見えませんが、快適な住まいを支える大切な工程の一つです。

換気設備には「ルフロ」を採用しています。
一般的な第三種換気と似ていますが、弊社では床下空間も住まいの一部と考えています。
リビングに設けた給気口から取り込んだ外気は室内を通り、床に設けたスリットから床下へ。
その後、基礎下を通った空気を天井裏に設置した換気設備で屋外へ排気する仕組みです。
冬場は暖房で暖められた室内の空気が床下を通るため、基礎下の温度も安定しやすくなります。
また一年を通して床下の湿気を排出し続けることで、床下環境を良好に保つ効果も期待できます。
家の快適性は断熱性能だけで決まるものではありません。
空気の流れや湿気の管理も、長く快適に暮らすためには大切な要素だと考えています。

外部では屋根工事も進行中です。
棟換気や軒裏換気も施工しました。
高断熱住宅ほど、湿気や熱を適切に排出する仕組みが重要になります。
断熱性能を高めるだけでなく、屋根裏の熱や湿気を逃がし続けることで結露を防ぎ、建物の長寿命化にも繋がります。
また、写真では屋根先端部分の野地板を板金で被覆している様子もご覧いただけます。
野地板は屋根を支える重要な木材ですが、長い年月の中で雨水や湿気の影響を受けやすい部分でもあります。
そこで弊社では露出しやすい部分を板金で覆い、木部へ直接水が浸入するリスクを減らしています。
派手な設備ではありませんし、完成後に気付かれることもほとんどありません。
しかし私はこうした小さな積み重ねこそが、家を長持ちさせる秘訣だと思っています。
家づくりは完成した時がゴールではなく、何十年先まで快適に暮らせることが大切です。
そのために、見えなくなる部分にも手間を惜しまない家づくりを心掛けています。

内部では造作工事も進み、いよいよ床材の搬入も始まりました。
現場に運び込まれた材料を見ると、完成が少しずつ近付いていることを実感します。
これから床・壁・天井と仕上がっていくのが楽しみです。

先日の台風も心配されましたが、事前に対策を行っていたこともあり、現場への影響はありませんでした。
台風前には足場や養生の点検を行い、飛散物の確認も実施。
大きな被害なく通過してくれて一安心です。
家づくりは完成した姿に目が向きがちですが、本当に大切なのは完成後には見えなくなる部分かもしれません。
これからも一つひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、安心して長く暮らせる住まいづくりを進めてまいります。











