制震ダンパー
先月の地震は久しぶりに大きな地震でした。私はちょうど、健康な住まい造りの会の総会に出席するため鹿児島を訪れておりました。宮崎ではまん延防止となる日だったので、ホテルにて既に就寝しておりました。突如携帯がけたたましく鳴り響きます、大きな揺れに備えてください。ホテルの10階だったのでちょっと不安、ボキッっていくことはないよな・・・しばらくして揺れ出します。ちょっといいホテルなので大丈夫だろう、緊張して耐えます。外では避難してるっぽい声も聞こえます。しばらくすると揺れも落ち着き、テレビを付けます。
延岡 震度5強・・・なかなか強い、私の設計した家は大丈夫だろうか?心配です。震度5強程度では、びくともしないって自負ありますが心配は心配。実家の母に電話、無事の様です。棚から物が少し落ちた程度。深夜1時お客様に電話するのも憚られる、何か有れば電話が来るだろうと思い就寝。私意外と地震に耐性があります、震度7などは耐性も吹き飛ぶんでしょうが。
寝れるだろうかって心配も他所に寝れました。朝起きて特にお客様からの連絡も無く、私の設計した家はやっぱり大丈夫だと少し安心。
8時を待って何人かのお客様に連絡。まずは1番最近に建てたI様、寝てた様です。『大丈夫ですよ、ちょっと寝ぼけてたので。』震度5強って寝ぼけてられる震度なのだろうか?私と同じ地震に耐性があるのか?。その次は、Y様『すごく揺れて怖かった、余震も多かったので寝れなかった。建物の以上は無いよ。』この後何件か連絡させて頂き、建物の以上は無いけど寝れなかったって方ばかり。当然震度5強程度では建物に深刻な影響は出ないと思ってたけどようやく安心。
I様宅には唯一、制振ダンパーが取り付けてあります。I様自身そんなに恐怖心は感じなかったそうで、間違いなく揺れが減ってるって事です。偏心率や柱・壁直下率などの耐震性を上げる事を考えて設計はしてますが、制振ダンパーはさらにお客様の安全性を高めてくれるって事が実証されました。
前世紀は日本の過去の歴史の中でも地震が少なかった世紀だそうです。今世紀は地震も増え、南海トラフ地震など余り聞きたくない情報も良く耳にします。何時何処でどんな規模の地震が起きるのか予測する事は出来ません。その為、しっかりとした地盤調査と制振ダンパーを全棟に取り付ける家を弊社は建てて行きます。
もみの木の内装材で室内の空気環境を良くして、お客様の健康を守り。耐震設計と制振ダンパーでお客様の命を守る家造り、今後もお客様の為の家造りを進化させていきます。
葵住宅は、家族の健康を守る注文住宅建築のお手伝いをいたします。
宮崎県延岡市を拠点にしています。