建物はシンプルに
建物はシンプルに造る事をお薦めします。設計時に使用者の動線をまとめて動線が、よりシンプルになる間取りを考える。不必要な移動が減れば、家事の時短はもちろん移動も億劫じゃなくなる。億劫と言っても家の中でしょって考えは良くはありません、家は長く住む場所ですからね。健康な時は良くても、体調不良な時などは普段感じない不便さを感じます。
無駄に大きい家も住みづらい、設計してるとついつい少しでも広くと考えるかも知れませんが、建った後から不必要に広すぎたって感じる事もあると思います。大きい家は建築費も高くなるので、建設会社にとっては嬉しい事ですが。そこを伝えられるかって事です。大きいと維持管理や日常の掃除も大変、不要な面積は削りましょう。
外観をシンプルに。不要外壁の凹凸やデザインだけの袖壁などは意味が無ければ、極力避けましょう。コストアップに直結します。外壁の角部分は施工の手間と材料費が結構かさむんです。
建物を設計する際にはグリッドと言って1000、950、910のマス目に沿って壁や柱を立てて部屋を区切っていきます。そこで中途半端な寸法を用いるのは、材料の無駄使いになります。材料のロスが出るならまだしも、少し足らないって時が困ります。不要な材料は極力抑えたいものです。
工事費や維持管理費も安く、暮らしやすいコンパクトな家はメリットがいっぱい。冷暖房の効率も良く、耐震上も強くなることが多い。
もちろんシンプルと言っても、暮らしが不便になる様な設計は論外でけど。動線をまとめ、必要な面積はしっかりと確保し。材料の無駄使いも減らし、お客様に満足して頂ける家を設計するって、なかなか難しいんですけど・・・良い住宅会社を目指すためには、必須のスキルです。