もみの木の内装材を使う訳③
先週から寒い日が続いております。先週末は雪が積もったところも多いみたいです、延岡は全く積もりませんでしたが。こんなにも雪に縁がないと若干雪が積もってるSNSの投稿にジェラシーを感じてしまいます・・・ドイツも全く雪見なかったし、よくよくご縁がありません。良い事なんだろうけど。
雪は降りませんが延岡もしっかりと寒いんです。ヒートショックは延岡でも起きています。九州山脈で湿気が雪となり空気が乾燥してるのか雪が降らない、だからただただ乾燥が激しい。乾燥し過ぎるとウイルスも増え、人体の粘膜等も乾燥するため風邪やインフルエンザのウイルスが体内に入りやすくなるそうです。
延岡でも寒さ対策と加湿を考えた住宅の設計が重要となります。ただ夏場は多湿となりますので菌が増えにくく除湿できる住宅と考えるとなかなか難問です。除湿器と加湿器を何台もそろえるのも考え物です。だからこそもみの木を使う訳です。
もみの木の家を造る場合の使用目安として、床面積の200%の使用を目指します。空気は室内を絶えず循環しており、その過程でもみの木が調湿してくれるので1年中快適な湿度を保ってくれます。多湿の時期は湿気を吸い取り、乾燥する時期は逆に持ってる水分を放出してくれます。
(他の建材と比べると湿気が内部にこもらず、ダントツの調湿力。空気も綺麗で食料も美味しく長持ちします。)
もみの木は通気性も良いので、石油製品のビニルクロスなどとは違い内部に湿気も溜まりません。そのため菌やダニなどの発生も減り、綺麗な空気環境につながるのです。空気の汚れや質などはなかなか普段生活してて感じません、空気環境の良いお家で暮らせば呼吸器系の問題も改善され、風邪などの対策になる事間違いなしです。
もみの木にはフィトンチッドと言われる成分が含まれております。マルサ工業さんのもみの木の内装材は手間暇を惜しまず天日干しされております、そのお陰でフィトンチッドがもみの木の内装材に残ります。注:機械乾燥で作られたもみの木の内装材には上記のような成分は残りません。
さらに注:模倣品が出回っております。
フィトンチッドは害虫忌避効果があり、カビや虫を寄せ付けません。木が自分を守るために備わってる能力です。フィトンチッドの中にはアルファピネンも含まれており、こちらは抗菌作用を持っております。昔からばい菌を嫌う食用品の桶などに使われていた様です。
菌が減るとカビも減る。カビを餌とするゴキブリなどの害虫も減る。菌・カビ・害虫などの死骸が減り空気も綺麗になる。呼吸も快適になれば、健康・安眠・美容と良いサイクルは繋がります。私の目指す健康な住まい造りはマルサ工業さんのもみの木を使用することが大前提な訳です。
もみの木はこのように、調湿はもちろん殺菌・抗菌・忌避効果・消臭など生活していくうえで問題となることを解決してくれます。こんなにも素晴らしい製品を知って別の物で家造りをしたいと私は思いません。弊社を選んでくれた大切なお客様に健康に悪い住環境は勧められません。