今年のトライアングル交流会は延岡開催!
大分県佐伯支部さん高知県幡多支部さんと建築士会延岡支部で、毎年持ち回りの交流会をしております。今年で25回目だそうで、長くづづいてるものです。
今年は延岡が担当の年って事で何をするか迷っておりました。女性部がえんぱくの1プログラムで古い建物と街歩きをテーマにイベントをやってるとの事で、参加いやまる乗っかり。その後延岡駅の設計担当の山根さんとエンクロスの管理者の方の説明付きの建物見学♪。
えんぱく、前々から知ってましたが初の参加です。延岡は大空襲で焼け野原になったと思っておりましたが戦火を逃れた建物も有るんです、市内に。
延岡城の石垣、改めて見ると立派な石垣。天守閣など残っていれば街の景色もより魅力的な城下町だったでしょう。古い用水路など、初めて見ました。
次は三福寺、江戸時代の建物で彫刻なども見事なものです。母方のお寺なので何度か行った事はあります、おじいちゃんのお参りが出来なかったのがこころ残り。次回個人的に行こう。
次は畳堤、こちらも実物は初めて見ました。川の増水時に畳を立てて氾濫を防止する設備だそうです。本当にこれで大丈夫か?って思いましたが、土木遺産だそうです。
次はギャラリー蒼樹さん。もと餡工場の跡地をギャラリーに改装しております。木造のトラスで延岡にこんな木造建築があるなんて全く知りませんでした。城山幼稚園は築70年の木造建築物だそうです。
最後は初めて一般公開された後藤邸、戦前の建物です。欄間や建具など非常に細かい作業が見事な建物でした。工具の発展してない時代に職人さんの力量がなせる業なのか、現代ではなかなか作れないような物ばかり。取り壊すとの事ですが、欄間の飾りなどは絶対に残して欲しい一品です。
最後は+αの延岡駅です。ちゃんと観るのは初めて、今回は贅沢な事に設計担当者の説明付き。建物の仕上げや目地の設け方など最先端の建物に触れるのも勉強になります。コンクリートには色々な目地が有るんですが、それが見た目に及ぼす影響は結構大きいんです。でも水切や打ち継ぎなどを考えると必要、ダサくなるけど必要。
極力小さな目地としたり目立たない工夫など、直接質問出来ましたが。久しぶりにまだまだ質問したいことが沢山の見学会でした、参加した設計者の皆さんも同じだったのではないでしょうか?。
土曜日という事もあり、エンクロス非常に賑わってました。市民の出掛ける上質な空間が出来てると体感出来ました。本の種類も結構有ったので次回から私も本はこちらで購入することにします。
来年の交流会は佐伯支部さんの番です。どんな建物と出会えるのか今から楽しみです。