照明の色温度
照明の電球には色温度と言うものがあります。お部屋の用途により使い分けると様々な効果があります。色温度によって食べ物が美味しく見えたり、字が見えやすかったりと。
色温度の種類はいくつかありのですが良く耳にするのが「昼白色」と「電球色」です。昼白色はイメージとしては蛍光灯の色です、明るく勉強や作業に向きます。明るいので目は覚めますが疲れます。電球色は、比較的に暗めですが落ち着いた雰囲気でリラックスできます。ちなみに私は電球色を多用します。
設計者が意識して器具を選定しないとLDKなどの照明が複数設置する部屋では色がばらばらって事にもなりかねません。お客様によってはご納得の場合もございますが私は余りおススメしません。
設計してるとこの色温度にも悩まされます。その悩みを解決してくれるのがLED照明、調光・調色付きです。割高ですので全ての照明には必要無いと思います。
今回自宅の寝室をリフォームする際、色温度の変化を自分自身で体感するためにちょっと割高なLED照明の調光・調色タイプも採用してみました。
まずデスクの上にスマホで調光・調色を操作するタイプのダウンライト。3灯設置したけど2灯でも十分な明るさだったかな。ただ字を書く時など影が落ちるので見難いです。机はデスク灯がベストですね。スマホで調光・調色は私自身は余り必要無かったかな。
メイン照明の天井シーリング。もみの木の見た目を損なわない様に天井には本当は照明器具を取付たくは無かったのですが、多灯にすると色々と不便そうだしコストもかさむ。何より私は暗い部屋は余り好きではありません。
明るさは十分です。就寝前のリラックスタイムは電球色で過ごす様にしております、もみの木の効果も相まってくつろげます。逆に朝は昼白色MAXで目覚めもばっちり。リモコンで調色・調光が可能なので割と使い易い照明です。
ベッド灯は電球色のみです。明るさが足りるか心配でしたが睡眠前の読書などはこれだけで十分な明るさです。懐に余裕が有ればリモコン式の調光タイプがさらに良いと思われます。
睡眠の質を改善するって事が今回のリフォームの一番の目的だったので、夜中トイレに起きた時余り覚醒し過ぎない様にと足元灯も設置。
私にとってこれが一番不要でした。まずそもそも私は睡眠中起きてトイレに行くことはまず無い。センサーが付いてるので寝返りなどですぐ点灯する、そのたび失敗を痛感する・・目が覚める。今度電気屋さんが来た時にでも違う場所に設置しなおして貰おう。
ビニルクロスは使いません。その代わりに使っているのが土佐和紙。ビニルクロスの様に光沢も無いので、光の反射も優しい感じ。脱石油製品との事で使用してますが照明の映える感じも気に入っております。
照明は本当に奥が深く、生活を明るくする大切な要素です。でも照明器具は出来る限り存在感を無くしたい。研究することが付きませんね♪。