地震の際何が危険なのか❓
先週はグリーン化事業の抽選会。今年は去年にも増して枠数が少ないと聞いていました、ドキドキしながら枠数を確認すると・・・0。ゼロエネ住宅は少なくともありましたが、長期優良住宅・認定低炭素などは0。抽選のドキドキすら感じる事も無く終了、ちょっと切ない。2期3期と少ないですが対応出来るよう工事を進めたいと思います。もう省エネ住宅が当たり前って事でしょうか?・・・。
さて、本日は地震のお話です。昨夜地震で決めた訳でもなく、下書きのお題に残ってたので書きます。
弊社では、イノスの家にて地震への対策をしております。イノス独自の構造計算で耐震等級3に適合、偏心チェックや壁量計算。制振ダンパーも併用、地震の揺れそのものを減らしております。耐震+制振構造で地震時の被害を最小限に抑える家造りです。
さて、地震の際倒壊する恐れの高い家はどんな家でしょう?。色々ありますが、瓦葺きでのし瓦が何層にも重なった古い屋根。重くて、揺れも激しくなります。白蟻等で老朽化している、劣化も当然倒壊の原因です。
大地震の度に建築基準法は見直され、壁量計算など安全な家になるよう改善はされておりますが、まだまだ心配。
私が大学直前に阪神淡路大震災が起こりました。兵庫の友達にその時の状況を聞いて驚いたのが、家具が飛んでくるです。その頃はまだブラウン管のTVだったので、TVが6mくらい飛んできた。エアコンも取付が悪いと転落する。勿論、満載の本棚や箪笥などは凶器と化します。
私が設計の際に考えてる対策を今日はお話させて頂きます。耐震強度や偏心率などで出来る限り、揺れ難く安全な家を目指します。制振ダンパーにて更に揺れを緩和させる。
あとは、家具を建築にて造作すること。建築で棚や机を造作すれば、地震時に簡単に倒れない様に固定したり、そもそも倒れる物も格段に減ります。エアコンなどの固定も下地をしっかりと入れて、いつもお願いしてる信頼できるエアコン業者さんに取り付けて貰います。
地震時の死傷者数は家具が原因のショック死が非常に多いんです。原因を取り除けばいいだけなんです。あとどうしても対策が難しいのが、冷蔵庫・洗濯機・お施主様購入の食器棚ですね。冷蔵庫をいつも壁にくくりつけておくわけにもいきませんので。
良く見かける天井への突っ張り棒は、無いよりましってくらいです。大地震では多分天井を突き破ると思います。場所にもよりますが、天井は吊ってるだけなので比較的もろいんです。
地震時大事なお客様に少しでも被害が出ないよう、考えるのも設計の大切な部分です。
もみの木ハウス・みやざきは、もみの木の内装材・イノスグループの最新技術・長期優良住宅・耐震等級3・省令準耐火などを標準仕様とし、お客様にとって安心・安全な生活を追究した家造りを延岡市を拠点に提供しております。