Y様邸 現場リポート 基礎工事
基礎工事はまず初めに遣り方を設置、これで建物の位置や高さを職人さんに表示します。基準は今後の施工性も左右するので毎回しっかりと設定してます。
砕石地業・土壌処理・防湿シート敷設・捨てコンクリート打設・墨出しと順調に作業が進みます。
次は基礎の配筋工事です。初イノスの家ってことでいつもとは勝手が違います。長期優良住宅の耐震等級3、配筋も構造計算されてます。長期優良住宅の配筋はどのくらい増えるのだろうかと心配しておりましたが、底盤補強が増えたくらいでそこまでは今までとは変わらない配筋でした。平屋で屋根材も軽いコロニアルって事もありますが、構造計算された配筋でお施主様も更に安心ですね。
イノスの家に加入して、瑕疵担保保険の審査機関が変わります。配筋の検査官も変わり始めての配筋検査。特に指摘も無く無事合格。初めては何でも気になるものです。
鉄筋下部のかぶり厚さを確保するために敷きプレートを置いてサイコロを設置します。鉄筋はかぶり厚さが確保されてないとコンクリートの中性化で鉄筋が錆びるのが早くなります。かぶり厚さの2乗×7年って計算があるそうです。かぶり厚さが5㎝なら、5×5×7年=175年中性化を免れるって事です。イノスの家に入って学んだ知識です。
基礎と上部の躯体を繋ぐアンカーボルトやホールダウン金物、コンクリート打設前に取り付けます。一般的な田植え方式だと付着力が減り耐力の減少に繋がります。
コンクリートは打設後振動を与えずに養生する事が大事で、実はこの養生期間には気温や打設部位によって決まった日数があるんです。この時期の基礎のせき板は中3日、せき板を取り外してはいけません。もちろん弊社はきっちり養生期間を確保して工事します。振動を受けずにゆっくりとしっかりコンクリートの強度を発現させるって事です。
基礎は特に隠蔽部が多くなります。その為しっかりとした写真監理が重要となります。配筋の要領は勿論、コンクリートの厚さ・砂利の厚みに転圧状況・防蟻処理・防湿シートの重ね巾としっかりとした決まりごとが各段階であるんです。
今回も丈夫な基礎が出来上がりました♪、来週はいよいよ木工事に入って行きます・・・台風次第ではありますが。