I様邸現場リポート 基礎工事3完了
今年は珍しくお盆前後に雨続きで工程に遅れが生じております。ただこんな時は焦らず無理せず、天気が回復するのを待って工事します。
コンクリート工事は雨も良くありませんが、余りに熱すぎるのも良くありません。表面が急激に乾燥するとクラックが入りやすいので。真夏はコンクリート打設後2時間もすると表面は固まりますので、水養生と言って水を散布して急激な乾燥を防いだりします。
コンクリートを基礎の形に形成する枠を型枠と言います。これを打設した次の日に解体するって事も聞きますが、実は余りおススメではありません。
型枠の取り外す時期は、セメントの種類・外気温・型枠の設置部位により日数が決まっております。今回の型枠存置期間は、普通ポルトランドセメントで15度以上の基礎立上り部分なので、3日以上振動を与えずに養生します。表面が固まっていても内部はまだしっかりと固まっていないため、付着強度の低下などを生じます。打設次の日に雨が降りました、天然の湿潤養生となりゆっくりと化学反応して理想的な強度が出ます。
8月7日に立上り部分のコンクリートを打設、それから振動を与えずに養生し8月11日解体作業。お盆前に現場も綺麗に片づけて夏季休暇です。
今回も前回と同様に基礎断熱工法。床断熱工法では、床下から寒い隙間風がって話も若干聴いており、前回挑戦してみたのですが。断熱性能が良かったってのもある気がしますが、確かに朝暖かかった気がしました。今回も採用。ただ床下の湿気は気になるので、床にガラリを設置し24時間換気で換気します。
熱橋部もしっかりと付加断熱。ゼロエネ住宅は写真が無いと補助金が下りないのでドキドキです。
明日から建て方、しばらくは天気も良さそうなので外回りが終わるまでは雨に降られずに済むかな♪