現場レポート①
地鎮祭も滞りなく済ませ、地盤調査の結果も良好。延岡市の区画整理事業の敷地なのでそんなに心配はしておりませんでしたが、確認は大切です。
基礎工事に入って行きます。今回は基礎断熱を採用、基礎の形状も再確認。配筋のピッチや鉄筋の大きさ、外部との高低差などなど使いにくい高さとはなってないか、床下の空間はちゃんと確保できてるか。現場は図面通りに進みます、この施工図は現場管理上大切です。
配筋が図面の通りになってるか第三者機関(JIO)の検査を受けます、コンクリートに埋設してしまうと簡単には確認できませんからね。無事に検査は合格、これでコンクリートを打設出来ます。打設後はコンクリートがしっかりと固まり強度が出るまでは振動を与えてはいけません。表面は固まっていても内部はまだまだしっかりと固まってません。
専門用語はせき板の存置期間。普通ポルトランドセメント(20度以上)4日間と決まりがあります、打設して次の日にはせき板を外すなんて論外です。振動を与えない・・・何もせずに4日間放置すればいいんです。それでしっかりとコンクリートが固まり、鉄筋との付着もしっかり、耐震性もばっちりです。
しっかりと養生中。打設翌日は雨でした。打設中に降る雨は困りもの・・・そもそも雨の日や雪の日はコンクリートを打設してはだめですが。打設翌日の雨は、雨養生と言ってむしろ好ましい。セメントの化学反応で生じる熱を下げてくれます。日にちは掛かりましたがしっかりとした基礎が出来ました。
今回は初めて基礎断熱を採用。基礎断熱と床断熱の違いは後日詳しく記載します。
現場も順調に進んでおります。家造りは急がずにしっかりと造るのが大切です。