体感ルーム(エントランス)
今年は1段と寒さを感じます、歳でしょうか?子供は風の子なんて言われてましたが・・・今から建てる家で寒い家はもはや罪。寒さはまさかの減量成功の賜物でしょう(笑)
今週はいろいろと詰まったエントランスを紹介させて頂きます。今回新しい事務所に移る際、スマート家電使ってみようと思いつき色々と導入させて頂きました。まず玄関はスマートロック。指紋・スマホ・鍵・暗証番号・カードキーで開けれる優れもの、私はもっぱら指紋です。本当に楽、鍵には戻れない。ダブルロックにしてますが、シングルで十分かなと個人的には思っております。出先で鍵かけたハラハラ、知らない人が開けて侵入、鍵忘れて取りに帰るなどなどから解放されます。
手摺の高さ、玄関の高さなど実際に体感出来て確認出来ることが何より伝わります。
エントランス正面には絵などを飾れるようにピクチャーレール。移転祝いでマルサ工業さんから頂いたスタッキングボックス、もみの木の家にはもみの木の家具がストレスなく調和します。素足でお上がりくださいなどのディスプレイにも重宝します。絵画はお客様から頂いたゴッホの『樅の木と恋人』見るたびに活力を頂けそうです。正面は贈り物展示スペースとなってますね。
今回展示物を場所に分けて飾ってます。玄関は私がドイツで買った物展示スペース、ドイツゾーンです。クリスマスマーケットやドイツの雑貨屋さんで行く度に買い集めた物です・・・あんまり、高い物は無いなって飾ってて気づきました・・・会社が成長する度にグレードが上がる伸びしろゾーンです。
ドイツの話をしてたらきりがないので、そろそろもみの木のお話。壁のアクセントにもみの木タイル、謎に人気の商品。もみの木の効能は同じなので、割高なもみの木タイルじゃ無くても良いんじゃないと合理的な私などは考えますが、使ってみたいとよく言われます。プチ自慢ですが、タイル割ってご存じですか?中途半端なタイルが入らずに綺麗にタイルが収まる施工技術です。行き当たりばったりな管理ではこうはなりません、多分気付くのは一部の同業者でしょう。こいつ出来るって思わせるポイントです。一見するとノンストレスで主張しないもみの木の家、ちょっとした変化はもたらしてくれます。
もみの木の内装材は基本的には無塗装をお勧めしております。希望すれば自然塗料で仕上げた塗装品もあり、透明と着色。下駄箱はもみの木の着色仕上げにしております。着色の感じを確認できることと、」どうしても手垢や靴の汚れなどが懸念される部分ですので着色を採用しました。ちなみに下駄箱の奥にはお色味の濃い土佐和紙を使用しております。
左のコート掛けの奥にはフォレストベースを採用。収納やトイレ・脱衣室などに使用するもみの木の内装材です。節があるけどもみの木特有の性能は有り、ただ見た目がちょっとって事でリビングや寝室等の居室には使用できません。あと、もみの木の内装材では安価な部類。収納はこれで許せるって方はこちらを弊社では推奨しております。色んな点を確認できるからこそ体感ルームですね。コート掛けの高さに材質、余白活用の検討なども出来そうです。
こちらの壁には前回の工事でタニハタさんから提供して頂いた組子細工を設置。日本の工芸細工が空間の品格を上げてくれます、興味のある方にはこれからも提案してみたいと思います。
もみの木のベンチは実際の奥行きや高さの検討に使う予定です。高さはちょっと高めの45cm、靴を履くような行為の場合はちょっと高いくらいが立ち上がるのも楽です。日本人の平均身長も高くなってるしもう少し高い方がなんて事も考えましたが、女性のことを考慮するとこのくらいが適切かな。設計は考えることに終わりがないなかなか地道な仕事でもあります。
次回は奥にチラ見えしてる、体感ルームをご紹介させてください。