お客様のご要望を全ては聞けない理由

8つのごめんなさいの中に『お客様のご要望を全てお聞きすることはできません。』との文言が有ります、これは一見すると横柄だと思われる方もいらっしゃるかも知れません。そもそも、もみの木の家しか造りません宣言も偉そうだと思われる方もいらっしゃると思います。今日は聞けない理由を書きたいと思います。
お客様のご要望をできませんって言うのは、なかなか勇気のいることです。それが原因で弊社での家造りを辞めようと思われる方も多いのではないでしょうか?多分それが普通の考え方で。私ももみの木の家に関わり始めた20年前、お客様に言われてももみの木しか使わないって話を聞いた時・・・どうなんだそれ?って思ってました。
聞けないご要望の例を二つ上げてみます『太陽光発電は薦めない』『内部に塗り壁は使わない』について。
太陽光はクリーンなエネルギーだと思います。施工事例の1棟目2棟目はZEH住宅だったので、太陽光発電搭載してます。その頃は売電価格も高く、ZEHだと補助金も160万製品は国産パネル。太陽光で一番気にしてる屋根との接合部分は屋根と太陽光の業者を統一して、施工性の安全性を確保して工事しております。この頃も推奨ではなかったのですが、宮崎は雪や灰も降らず、日照時間も国内有数・・・諸々鑑みてこれは対応できると判断しておりました。
今は、売電価格も下がり、パネルは外国製・・・長期の保証はついてるものの会社が外国企業。ネットや本で調べると、溶接部分が悪いの長持ちしないなどなど。正直私では判別出来ない記事を多く見かけます。ZEHを国は推奨との事ですが、年により補助金の額も様々。多い年も有れば、一気に予算枠がなくなったり。GXとしていきなり復活、翌年には補助金の大減額・・・などなど。エネルギー分野は利権の塊らしい、この先何十年も過ごすお客様の家に確信が持てないものを載せる事に抵抗が有ります。
蓄電池も置いて大停電の際の予備電源、2重屋根になるので夏の日射軽減など、ぬぐい切れないメリットもあるのですが。トータルで考えるとお勧めしておりませんとなります。
短くまとめようと思ってますが長文になりますね。
塗り壁。継目の無い仕上がり、落ち着いた質感、様々な模様による場の演出など。お勧めしてはいませんが私も大好きな内装の仕上げ材、多分1番好きなくらい。
ではなぜ使用しないのか。素材は天然素材も多いので、体に影響は無いのかも知れません。問題はその素材を固めてる溶剤系の接着剤。ビニールクロス等の石油製品は余り身体によいとは思っておりません、乱暴に言えば同じ健康阻害があると私は思っております。
塗り壁は調湿します。多孔質な素材なのでこれは本当だと思います。ただ塗り壁の塗膜は2~3mm、どれだけ吸収できるのでしょうか?。外部の塗り壁で黒カビが生えてるのを見かけます、吸湿して壁材の中に内部結露が生じてるのかも知れません。外部なら室内の空気環境に多大な影響は有りませんが、高気密な今の住宅の中で空気を汚す原因になると思います。だから使わないんです。
お客様のご要望を聞かないことは勇気も要りますが、ご依頼頂いた方のご要望を聞いてやれないって心苦しさもあるんです。太陽光や塗り壁など取り入れれば、請負金額は上がり、より儲かるって事です。
儲かるのは嬉しい事ですが、お客様の為の家造りが起業理念なので。ブレずにもみの木の家でひとりでも多くの方に、頼んで良かったと思ってもらえるよう最善を尽くしたいと思います。
















