もみの木の調湿力!
もみの木の家の調湿力は別次元、理由は柾目板だからです。柾目板?って思われる方も多いのでは無いでしょうか。板材には柾目と板目があり、板材の大部分が板目です。和室の天井などに張られてる模様の入った板材が板目材になります。
この違いが調湿効果の違いを生じさせます。柾目材は中の水分を木材が通す構造となってますので、寿司桶や丸わっぱ弁当などのように内部に湿気を留めると困る場合に用いられます。板目は逆に内部の水分を留めておくために使用され舟などは板目材を使用します。柾目で船を造ると沈みます。
年輪の冬目という冬育った硬い部分が水を通すか留めるかに関わってるのですが、とりあえず板目は水を通す柾目は水を通さないと覚えてください。だから、木を使えば調湿しますとは言えないって事です。
また、もみの木は湿気を吸ってくれるだけでなく放出もしてくれるんです。室内の湿度は40~60%を保つと快適に過ごせます。温暖な日本でも冬場は乾燥します、だから冬季の乾燥と低い気温を好むウイルスが活発になり流行します。また口腔内の乾燥も免疫の低下につながるんです。
そんな乾燥する時期にもみの木はため込んだ水分を放出し加湿してくれるんです。放出すると当然木は乾燥し縮みます、そんな時は掃除機を掛けた後にびちょびちょのモップで水拭きしてください。水拭きと言うか水撒きの方が近いですね。乾燥して縮むと当然板の間に隙間が生じますがご心配なく、梅雨時期にはしっかりと水分を吸収するので隙間は無くなります。
水拭きが面倒って方には冬季は特に室内干しをお薦めします、乾燥したもみの木が吸収してくれるので乾きます。もみの木は消臭効果もあるので部屋干し臭もありません。物干しと加湿を同時にでき家事が楽になります。オーナー様の中には『洗濯して床に広げとけば乾く、もちろん無臭』『外で干すことが減ったと』との話もよく聴きます
最近の家は高気密高断熱の住宅が増えており、室内の結露が問題にもなっております。よく聞く話ですが、もみの木の家を建ててる私は正直結露は全く気にしたことがありません。もみの木がしっかりと湿気を取ってくれますからね。
快適な湿度が1年間を通してどれだけ私たちの暮らしを快適に出来るか、是非一度考えてみてください。