ゼロエネ住宅
ただいま建築中の家はゼロエネ住宅です。
ゼロエネって何でしょう?。一般的に建てた家と比べ、高効率の給湯器や高性能の断熱材を使用し使用電力を20%以上削減させ、残り80%未満を供給できる太陽光発電を設置した家の事です。少しでも設備等の性能を上げて、太陽光の容量を上げればより高性能となる訳です。ただ余り上げ過ぎると建築コストに響いてくるのでそこらへんの匙加減は勉強と経験ですね。
ゼロエネと言っても対象電力は、給湯・照明・空調などの住宅に付随する電力のみ。冷蔵庫・TV・炊飯器や携帯の充電などは加味されておりません。家庭内で使用する電力の大部分が給湯・空調だからだそうです。
ゼロエネ住宅の性能の目安として外皮性能UA値があるのですが、地域によって目指す数値が違います。ゼロエネ住宅で延岡の場合は0.6です、今回のお宅はUA値0.41。最も厳しいのが北海道となるのですがその数値が0.4以下で、今回のお宅はかなり性能が良いって事です。
今回のお宅は地域型グリーン化事業採択の物件なので補助金が頂けます。未経験枠(ゼロエネ)140万+地域材加算20万の合計160万頂ける訳です。申請料や居住後1年間の実績データ提出の必要はありますが、それを考えてもやらなきゃ損です。もちろん建築価格は上がりますが、補助金+暮らしてからの光熱費を考えると間違いなくお得です。
当初は二酸化炭素の削減が急務で始まった国策ではありますが、震災後からはエネルギーの削減に意味合いが変わって来た気がします。エネルギーを削減すれば二酸化炭素の削減にも繋がるんですけどね。
この国策が始まった頃は・・・中小の生きづらい業界にどんどんなるなって思ってましたが。県外の業者さんは前向きに取り組み建ててる、健康な住まい造りの会の会員さんも標準仕様で建ててる。活用すればお客様の建設費を削減することにも繋がる訳です、逃げれませんね。やれば出来る物です。
補助金が欲しいために取組んだのではありません。建設費は上がる訳です、それでもお客様の為になると思ったから取組みました。断熱性能を上げると冬寒くない、夏はエアコンの効果がより少ない電力で長続きする。冬寒く無ければ風邪は引きにくくなります、風邪を引かない事は健康寿命の長期化に繋がります。会社を休むことも減り医療費の削減にも繋がる、何より健康は幸せの源。年々電気代は上がっております、省エネは家計にもやさしいですよね。
更に弊社の使用している、もみの木の内装材の調湿・抗菌・殺菌・消臭の性能はゼロエネの計算には加味されておりません。計算以上に省エネの数値は毎回素晴らしい物です。
グリーン化事業にはゼロエネ住宅・長期優良住宅・認定低炭素住宅等様々な省エネ住宅が対象となっております。是非活用することをお薦めします、私もお客様の希望に合わせどの省エネ住宅が適切か提案させて頂いております。