健康な住まい造りの会 9月例会
九州内のもみの木を使う建設会社さんが建てた家を見学できる勉強会が2か月に1度開催されております。毎回色んな建物を直に観れる1番楽しい出張です。
今回のホストは福岡県の株式会社和才建設さんです。延岡からは2時間半くらい高速の有難さを痛感します・・・。今回は『とんかつ豊後様』ともみの木の家・モデルハウスの『アイン』、アインって何だとずっと疑問だったのですが小心者なので聞けず。検索してみるとドイツ語で『1』を意味する様です、たぶんそれかな。もみの木の産地のドイツ語で1棟目のモデルハウスって事なのでしょうか?発想がこ洒落てます。来月弊社のプチ体感ルームに遊びに来て頂けるみたいなので、美味しいお酒でも呑みながら伺ってみます。
まず、1件目の『とんかつ豊後』様。建てられる前に、私が以前勤めていた会社で建てた『焼肉丸丸』さんを見学にわざわざ仕事が終わって遥々延岡まで見学に来て頂きました。もみの木を使った『もみの木の間』とその他の客席の臭いの違いに感動して戻られた様に思います。見学して私が驚いたところは全て無塗装のもみの木を使っている点です。床、腰壁はもちろん、汚れの気になるカウンターや厨房の笠木にまで無塗装。正直私は怖くて使えません。他社のチャレンジを無責任に学べるところが何より参考になります。結果、床もカウンターも笠木も綺麗なんです。汚れが気になるところですが、本当に綺麗です。焼肉丸丸さんでも床に使うとき結構勇気が要りましたが、今でも綺麗です。他の木材と比べると油などが付着しにくい様で、もみの木以外の木材の表面はしっかりべとつきます。揚げ物特有の臭いも無くお客様も臭い移りを気にすることなく、お洒落して行けるとんかつ屋さんではないでしょうか。
本会議の会場となった『アイン』は工事中を含め私はもう4回目の見学です。もみの木のセミナーや料理教室・木工教室などを定期的に開催しているそうで、私が今1番欲しい物と考えると優しいお嫁さんかモデルルームで悩みます。工事中から圧倒されたのはリビングの天井に架けられた丸太梁で、木材が無いので建てられないと和才社長が仰ってたのも見て納得です。住宅ではまずお目にかかれない、お城かお寺さんかって思う様な立派な材料を使っております・・・正直、造り方も値段もさっぱりです。ただ、私でもわかるのは大工工事の丁寧さ、隙間なども全く無く凄い納まりです。社長さん自ら作業をされるそうで若いころからどれだけ家造りに真摯に取り組まれたかはかり知れません。普段の優しいスマートなダンディシニアの飄々とした姿からは想像が出来ないような仕事をされております。息子さんのセンスの良さも若干ジェラシー(笑)。リビングだけでは無く玄関、水廻り、寝室、収納にまでふんだんにもみの木をバランス良く使われております。お客様が見学されて何としても住みたいと思えるようなモデルルームではないでしょうか。建物を勉強するのはもちろんですが、先輩方の仕事の姿勢を学ぶのにも良い機会です。
翌日は、予てより参拝したいと思っていた英彦山神宮に行って来ました。ナビに騙され違う参道をちょいと上り心が折れそうになりながら、目的地に着いた時は諦めなくて良かったと思い。雨も降ってたのでケーブルカーで参拝、もう少ししたら紅葉が綺麗な名所の様です。あいにく奉幣殿は改装工事中でしたがお参りも出来て、英彦山神宮オリジナルの御朱印帳も頂き。新しい趣味に御朱印集めも楽しそうです。
次回11月は長崎、前回は伺えなかったので2年ぶりかな。来年は延岡でも会を開催出来る様にまずはもみの木の家を1軒頑張ろう。