ドイツ研修1日目

私は10年以上、ドイツの樅の木を学ぶためにドイツ研修に参加しています。
午前5時。
まだ外は真っ暗な中、2年ぶりにフランクフルト空港に降り立ちました。
入国審査はあっという間に終わり、バッグをピックアップ。
寒い中、通訳兼ガイドの永井さんが待ってくれていました。
今日から4泊5日のドイツ研修。
どんな体験が待っているのか、わくわくする至福のひとときです。

いつも通り、まだ暗い中バスに乗り込みます。
携帯の設定をしたり、カメラや動画撮影の準備をしたり…。
これから4日間過ごすバスのシートも重要です。
外がよく見える眺めの良い席を確保し、どのメンバーが周りに座るのかも密かにチェック。
ドイツ研修を楽しむための、ちょっとした作戦です(笑)
ドイツの景色を楽しみにしていたのですが、窓の外はまだ真っ暗。
最初の休憩地点で、さっそく円安と物価高を痛感します。
500mlのリプトンとチョコバー1本で 5ユーロ。
日本円で約900円…。
よくよく考えると、なかなかの値段です。

今年は初日に 樅の木の伐採見学。
今年最後に切る1本を、研修用に残してくれていたそうです。ありがたいですね。
シュバルツバルトの森に再び戻って来られたことに、何とも言えない多幸感を感じます。
200年以上の時をかけて育った樅の木。
その伐採を見学するこの時間は、とても重みのある体験です。
大切に育てられた樅の木は、これからお施主様が長く暮らす家の内装材として使われます。
その責任の重さも感じながら、伐採を見守りました。

200年以上この森で生きてきた木です。
これから日本で家の一部になります。
伐採見学を終え、本日の宿泊地 ゲンゲンバッハ へ向かいます。
ドイツの田舎町の風景は本当に魅力的です。
家それぞれに個性があり、古い家と新しい家が不思議と調和して、美しい街並みを作っています。
夕食までは、ゲンゲンバッハの街を散策します。

最初の昼食はイタリア料理店。
昼間からピザとビール。
少し背徳感を感じながら、美味しいピザとともに幸せを噛みしめます。

樅の木の成分には、喉に良い作用があると言われています。
ドイツには 樅の木ののど飴 があり、意外とレアな商品です。
この町にはそれが売っているので、お土産用や啓発用に皆さんそれぞれ大人買い。
ドイツでしか買えない商品を購入することも、実は研修の目的のひとつです。
ドイツ研修には、普段なかなかお会いできない 特別なゲスト も参加されています。
樹木研究のスペシャリスト
谷田貝教授(東京大学名誉教授) です。
初日は毎回、夕食前に谷田貝教授の講話を伺います。

木の家が人にどんな良い効果をもたらすのか。
その理由は何なのか。
詳しい内容はここでは割愛しますが、
「もみの木の家が人に良い」ということを科学的に見える化した内容です。
家づくりを後押しできる、とても貴重なお話ばかりです。
毎回、ご著書や研究資料をいただくのですが、これがとても勉強になります。
木の家に興味がある方は、ぜひ一度聞いてみてください。
私も頂いた資料をもとに、できる限り説明させていただきます。
夕食はドイツの郷土料理。
久しぶりの シュニッツェル をいただきます。

全国でもみの木の家を建てている仲間と、家づくりの話や経験談などを語り合います。
魅力的で個性的な、ちょっと風変わりな(笑)楽しいメンバーとの時間。
今回のドイツ研修も、実り多い思い出が作れそうです。
飛行機でほとんど眠れなかった私は、ほぼ2日間寝ていないような状態。
朝寝坊しても大丈夫なように準備だけ済ませ、
そのまま 気絶するように眠りにつきました。
















