建築を志すと決めたきっかけ

もみの木ハウス・みやざき 馬原 崇なぜ建築を志したのかと思い返してみると、高校3年生の志望大学を決める時だったと思います。
私は理系に進んでいたのですが、文系科目の方が得意だったので文系の方がいい大学に入れるのでは?と、今考えると浅はかな志望動機でした。

両親には絶対理系がよいと大反対され、それなら建築かなと思い直し、わりと簡単に進路を決めました。
なぜ建築だったのかと考えると、私は子どもの頃からそれほど好奇心旺盛な性格でもなく、周りの大人には「きみは落ち着いてるな」と言われるくらいにおとなしい性格でした。

そんな私が中学2年生の時に開催されたバルセロナオリンピックで、サグラダ・ファミリアを見て「これはすごい建物だ!」と感動したのを覚えております。
私にしてはドはまりというレベル。さっそくサグラダ・ファミリアのジグソーパズルを買って貰い、建物部分のみを完成させて眺めておりました。
建築は人に感動を与えるかっこいい職業だなと初めて思ったのもこの時だったと思います。

もう一つは田村正和さんが主演していたドラマ、演じていた建築士の仕事が楽しそうなライフスタイルで、傍らに置いてあるドラフターも魅力的でした。

ということでざっくり説明すると、あまり好奇心もなく無感動な私を惹きつけたサグラダ・ファミリアとの出会い。
そして田村正和さんの演技力のなせる業、建築士の仕事への憧れ、建築に進めばドラフターも付いてくる。このような事がきっかけで建築に進もうと決めた気がします。

Youtubeにてアレコレお話してます!

代表馬原の経歴

広島工業大学・環境学部・環境デザイン学科に進学。
環境デザイン学科とは?と思われる方も多いと思います。私も先生に薦められた時「?」でした。
建築は環境にも影響を与える仕事なので、環境に配慮した科目を増やし、自然と共生できる建築を目指すとの事で、その数年前に工学部建築学科から独立学部になったと説明を受けました。

就職は県外でとの方も多いと思いますが、先々は地元に戻りたいと思っていたので最初から延岡で、と思っていました。
当初は設計事務所で働きたいと思っていたのですが、全く求人が無く、1年間の就職浪人をしてしまいました。

そんな中、ある時叔父の勧めで建設会社を紹介して頂きました。
それから16年と11カ月お世話になることになった、株式会社児玉建設さんです。

希望の設計事務所ではないけれど、建築ならばと思い入社。
仕事内容は現場監督見習い、仕事ばかりの暗黒の20代です。毎日辞めたいと思いながら仕事しておりましたが、思い留まったのは「紹介してくれた叔父の顔に泥を塗ってはいけない」という思いと「絶対に1級建築士になる」という思いがあったからだと思います。

20代は公共工事などの大型物件がメインで鉄筋コンクリート造や鉄骨造の公営住宅や学校、病院と様々な工事の現場を経験させて頂きました。
20代後半になると会社が住宅部門を設立。私の師匠と崇める先輩が住宅建設に携わるようになり、私も物件が無い時は手伝っておりました。
その師匠が起業により退職した後、私が住宅の担当となりました。

それから数年、それなりに仕事にも自信が付き、1級建築士も取得、自身過剰な時期です。もみの木内装材の製材会社である有限会社マルサ工業が主催する「健康な住まい造りの会」という会の皆様との交流をきっかけに、皆様の建てた建物や仕事の姿勢に触れる機会が増えております。

平成29年12月をもって長年お世話になりました株式会社児玉建設を退職、平成30年1月11日より葵住宅を開業。

右も左もわからない建築業界でただ憧れのみを持って若いころ建築現場で色々な業者さんの現場での仕事を学べ。その時その時で良い方向へと導いてくれる方々と出会えております。これからも様々な方と出会い誠実な仕事をしていきたいと思っております。

もみの木ハウス協会に加入

いつかは入れて貰おうと思っていた協会に起業5年目に加入しました。
鹿児島の竹下社長とは、健康な住まい造りの会に参加したころからのお付き合いになります。
もみの木ハウス・かごしまさんの現場や完成見学会にお誘い頂き勉強させて頂いておりました。

イノスグループの家づくりは非常に魅力的。地方の小さい会社では知りえない技術を計り知れないレベルで持っております。お客様の為となる技術で、私の目指す家造りには是非取り入れたい知識技術が多岐に渡っております。

イノスの家仕様の1棟目を建てるにあたり、当社作業の設計や見積は勿論、住友林業の方と色々と打合せをしている最中初めての不思議な感じがしました。まだ建ててないのに家のレベルが上がると実感できました、それも今までに無いくらい良くなるって。

内心はもう少し先に入会の予定だったのですが。竹下社長に『協会に入りませんか?。』と突然聞かれ『入りたいです。』と思わず言ってしまった自分の直感を信じたいと思っています(笑)